人に、社会に必要とされる僧侶たれ



第29代 全国日蓮宗青年会会長 伊東政浩


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 本年の沖縄結集より、全国日蓮宗青年会会長に就任致しました。伊東政浩と申します。
 私が常日頃感じている事は、日々の法務多忙の中で「自分にも広宣流布の為にもっと何か出来る事があるのではないか。このままでは自分のお寺はもとより宗門は衰退する。」という危機感を持っている青年僧は決して少なくないという事であります。
 自らの事を申し上げれば、神奈川県第一部日青会に所属し、第二十七代河﨑会長の下では立正平和運動推進担当委員長を、また第二十八代光岡会長の下、副会長 兼 伝道担当委員長を「全国日青会」執行部として計四年間務めさせて頂きました。
 さまざまな運動を展開し、行事や研修に参加する中で、全国には情熱を持った志高き青年僧が数多くいるという事を知ると同時に、この力が集結すれば大きな運動となり、そしてその運動は「実」となって、参加した一人一人の「布教力」に繋がるという確信に至りました。その一つの例が沖縄結集の約三百名の唱題行脚です。慰霊行脚と立正平和祈願、また立正平和(戦争のない平和・心の平和)の精神を伝えようと市街地にて「うちわ教宣」を配り、反響を呼びました。地域の方々に我々の運動が認められたのです。そして運動で学んだ事は「実相」となり、各地に持ち帰り伝えていく事で、さらに波紋は広がっていく。
 日青会とは、各々の資質向上を目指し、自由な発想力、迅速な行動力、団結力をもって、その力を遺憾なく発揮し運動を起こす事。地元を含む全国の仲間と懇親、情報交流する事によって自身の布教活動に大きな価値を見出す事の出来る「場」であり、その「運動体」を総称したものが「全国日青会」であります。
 この度、第二十九代会長の任を仰せつかり、重責ではございますが、この天命に従い全力を尽くす所存でございます。
 執行部は十三の担当委員長を設け、各ブロックで委員会を立ち上げ、活動方針に沿って、単位日青会の声を反映した事業を展開してまいります。また、全国日青会は宗務院伝道部各委員会にも参画しております。宗門と単位日青会のパイプ役を担うとともに「宗門運動」を推進し、将来の宗門を見据え、社会との結縁、次世代の教化に尽力する事。「安穏な社会づくり 人づくり」を目指すには、まず「人に 社会に必要とされる僧侶」でなければなりません。
 「いのちに合掌」即ち、但行礼拝の精神で法華経、お題目を拠りどころとした「生き方」を提唱してまいります。 全国日青会は平成二十四年の第五十回全国結集大会をもって結成五十周年を迎えます。五十周年特別委員会(実行委員会・記念誌作成委員会)を発足し、過去の思想や活動を考察した上で、敬意と反省を通じて、さらなる飛躍に向けての五十周年記念事業を展開したいと考えております。
 我々はそれぞれの地域、管区、寺院(教会・結社)、寺族、自分自身の事情がある中で、地涌の菩薩の自覚と主体性をもって困難な時代と向き合い、異体同心のもとに新たなる一歩を踏み出していかねばなりません。ともに祖願の立正安国を目指して・・

 第二十九代執行部一同、ご支援ご協力を賜ります事を心よりお願い申し上げます。

合掌