鎌倉一斉行脚 報告
平成21年6月8日。宗門大法要厳修に合わせ、神奈川第二部青年会の呼びかけのもと、全国より八十名を超える青年僧が鎌倉の街へと参集いたしました。
早朝よりの雨に誰もが不安を抱きながらの集合でしたが、我々が行脚の姿へと変わる頃には雨もあがり、皆の意気が昂揚し最高潮に達したとき、行脚が始まりました。
鎌倉市街を3班に分かれての行脚ではありましたが、まさに鎌倉の大町、小町、大通りから路地へと、商店街からサーフボードを抱えた若者の集う海岸、修学旅行生が行き交い談笑する観光地に太鼓が響き渡ります。その太鼓の音に、我々日蓮宗僧侶が持つ弘教魂がさらに高まり、歩くスピードさえもが自然と早くなる程でした。
他宗寺院の前での安国論奉読、鶴岡八幡宮での誓願文と近年の宗門では実現を躊躇してしまうことさえ、青年僧の唱題行脚結集の力によって実行されました。
随所で配布した全日青作成のリーフレットを受け取った中学生が「私たちも必要とされているんだ」と、この一言が忘れられません。私たちは必要とされている。この私たちとは、我々青年僧でもあるのです。「必要とされる人になろう」と語るとき、必要とされる僧侶になろうと決意をしなくてはならないと自らの心に染み込ませました。
薄日が差す中で行脚を無事に終えたとき、達成感と同時に誰もが使命感を胸に刻みました。本化自涌の自覚を新たにする一日であったと確信いたします。今回の「鎌倉行脚」実施にあたっては鎌倉二部青年会会長、会員一丸となって計画し、各所と困難を極める折衝を繰り返した中での実現であったとのことです。深く御礼を申し上げると同時に、自覚を目覚めさせていただいたことに感謝を申し上げます。











