「思いのほか関心するハワイの人」 

二〇〇三年六月十九日より二十五日の日程で全日青ハワイ布教が行なわれた。 ホノルル妙法寺に四十八名の青年僧が集結、そして結団式。今回のハワイでは立教開宗慶讃七五〇年、近代開教百周年、そしてハワイ日蓮宗別院の新本堂落成と慶事が続く。また、太平洋戦争戦没者慰霊法要、えひめ丸殉難者慰霊法要への出仕参列要請もあった。全ての催事に青年僧が関わっていたと言っても過言ではない。紙面の都合、その中でも街頭布教について報告したいと思う。 「ハワイ街頭布教法要」舞台となったのはアラモアナショッピングセンター。その日は日曜午後でハワイ内外の人々が大勢集まっていた。雅楽、声明、修法、 知堂そして撃鼓隊。四十八名の青年僧ひとりひとりに役配をつけ、一度だけのステージでいかに異文化の大衆に我々のメッセージを伝えるか。それもリハーサルは午前中の三時間だけである。いやでもプレッシャーがかかる。そして本番。舞台に上がる青年僧全員が観客の方を向いて法要を行なう。普段と違う雰囲気眼差しに包まれながら法要は進む。そして、エンディング。「立正安國」「世界平和」と漢字と英語で文字を入れた散華を会場内の人々に配る。握手を求められ、片言の英語で会話をしながら、この街頭布教は成功したと確信した。

                                西山文生