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今回、日蓮聖人銅像落慶式に当たり、「佐渡銅像は全国日青とは決して無縁ではない、事の起こりは我々の行脚である。全国日青も是非落慶式に参列し、再び佐渡島をお題目でお包みしようではないか。」と、藤浩一全国日青委員長は全国の単位日青会に声を発した。 全国日青にあっては、身延結願法要行脚出仕、ハワイ宗門法要出仕、と宗門内の事業。そして年に一度開催される青年僧結集(今年度は京都)、さらにこの 「佐渡伝道?」。 わずか二ヶ月間の間に諸事業が連なる中、宗立谷中熊谷学寮にも参加を呼びかけ、百十七名の参加の下、これを挙行した。 我々青年僧の「行動」が結果を生み、「行動」の継続によりそれが未来まで続くことを深く認識、又、青年僧の士気を高めることにもなる。「行動、そして未来への道」と、サブテーマを掲げた。五月十二日、一行は、全国津々浦々より、飛行機であるいはジェットフォイルで、あるいは教区の伝道車を会員が交代で運転し、フェリーを乗り継ぎ、佐渡島に入った。午後三時より佐和田町の旅館浦島に結集し、結団式。式の後、山口顕辰上人(秋田本住寺住職)、豊田慈證上人(愛知法華寺住職)両上人による高座説教。佐渡における日蓮聖人を再確認する目的で日蓮宗の伝統を誇る高座説教の繰り弁によって所作も厳かに語られた。 初めて高座説教を拝聴する青年僧も中には居り『阿仏坊の身』『日朗牢から佐渡師面』両繰り弁に身を乗り出し、時にはハンカチを取り出し聞き入っていた。 「説教師さんをお盆や御会式にお寺に招いても、その時は自分たちも忙しく、なかなかお説教を聞かれないので、今日は大変有意義でした。と同時に、私も繰り弁を語れるようになりたいです。」とは、ある青年僧の言葉。同じ日蓮宗僧侶として山口上人・豊田上人の高座説教は大変刺激になったようである。実行委員長として紙面をお借りし、改めて山口上人・豊田上人両先輩上人にお礼を申し上げる次第である。 午後七時より懇親を兼ねた夕食会が、阿部龍翔副委員長司会で開かれた。藤委員長の挨拶の後、乾杯。会の半ばで佐渡銅像建立委員会の佐野前延師、竹中智英師、風間隨修師、伊藤順正師、四師が青年会へ挨拶に来られ、「私達の中には歴代委員長が三人います。青年僧の行動力は私達も周知の如くです。一人一人の行動が大きな力となり、明日佐渡銅像は落慶致します。行動が形を生んだと言っても決して過言ではありません。明日は是非宜しくお願い致します。」と高揚した面持ちの言葉に、参加青年僧にも和やかな中に緊張感を生み、それぞれに明日への意気込みを高めた。日蓮聖人の魂魄に触れたい。日蓮聖人にお会いしたい。祖師を恋慕する想いは共通である。その表現を団扇太鼓に乗せ、その想いを胸にお題目。 十三日午前九時、高ぶる想いを我が足に変え、両津港近くの妙法寺(吉田完隆住職)を出発した。百十七名の団扇太鼓は一糸乱れることなく、佐渡の山々にこだまし、まさにお題目で包まれている。全員と言っても過言ではないであろう。私達が通る道すがら合掌してお題目を共に唱える商店街の人達。私達の団扇太鼓が見送る方の仏性を開顕している事に確信を持つ。幼稚園の園児が約百人、通りに出て私達を不思議そうに見ている。「この子達が大人になっても、今日の団扇太鼓のお題目はきっと覚えていることだろう。」 都会では無視されたり、耳を塞がれたりする光景に幾度となく遭遇してきた。しかし、ここ佐渡島は皆が快く迎えててくれている。僧俗一体のお題目を青年僧 は体験している。法悦感謝窮まりない。これこそ祖師からの何よりの御利益であろう。 一行は佐渡銅像建立地に到着、ここでは約二千人の全国から集まった檀信徒のお題目に迎えられる。自然に声も大きくなる。金色の大きな大きな銅像さまにお題目のシャワー。銅像さまのお顔が綻ばれたように感じたのは、私だけではないであろう。式衆を合わせ約百二十人の開眼修法。リハーサルを行ったわけではない、勘文・修法、見事に揃っている。「異体同心」。祖師が導いて下さっているのだ。 大導師浅井円道僧正の祝辞に「大聖人の魂魄は、この佐渡島よりもっともっと大きい。若い僧侶が建てたこの銅像さまに皆さんも沢山お題目を吹き込んで、沢山ご利益を頂いて下さい。」との事。当日は雲一つない晴天というご利益を頂いた。と同時に、私達青年僧は「僧俗一体」「異体同心」を体験させて頂くという何よりも換え難いご利益を頂いたのである。 全国に解散してからも、その土地ヾヽで、佐渡で頂いたご利益を活かし、未来へと青年僧は躍進することであろう。 大会実行委員長 佐野 前明 佐渡伝道1の様子(佐野委員長) |
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